本サイトは広告(アフィリエイトリンク・Google AdSense)を含みます。

会社のメールのセキュリティ診断(無料・SPF・DKIM・DMARC を実測)

DNS に公開されている設定と、受信サーバーが暗号化に対応しているかを確かめます。メールは送りません。

当サイトのサーバーが、一般の閲覧者やメールサーバーと同じ方法で公開情報を確かめます。ログイン、攻撃、ポートスキャンは行いません。結果は保存しません(同じドメインの再診断を速くするため、実測値だけを10分ほど一時保管します)。

確かめる項目(10項目)

★は最重要の項目です。1つでも欠けると、点数にかかわらず評価を C までにします。「任意」は、できていれば望ましいものの中小企業の標準とまでは言えない項目です。未対応でも減点せず、できていれば「対応済みの追加対策」として示します。

  1. メールの受信サーバー(MX)
    何のために・チェックシートでの聞かれ方・直し方
    何のために
    どこでメールを受けているかで、SPF や DKIM の設定場所が決まります。
    取引先のチェックシートでの聞かれ方
    「メールサービスの提供事業者はどこですか」
    直し方
    表示のみの項目です。 手順を見る
  2. SPF を設定している ★
    何のために・チェックシートでの聞かれ方・直し方
    何のために
    「このドメインのメールを送ってよいサーバー」を宣言します。無いと、誰でも自社を名乗ったメールを送りやすく、自社のメールも迷惑メール扱いされます。
    取引先のチェックシートでの聞かれ方
    「送信ドメイン認証(SPF・DKIM・DMARC)を導入していますか」
    直し方
    使っているメールサービスの案内どおりに TXT レコード v=spf1 ... を1つだけ登録します。 手順を見る
  3. SPF の書き方に問題がない(+all・?all でない、参照10回以内、1つだけ)
    何のために・チェックシートでの聞かれ方・直し方
    何のために
    +all は「誰が送ってもよい」という意味で、SPF が無いのと同じです。参照が10回を超えたり、レコードが2つあったりすると、SPF 全体が無効と判定されます。
    取引先のチェックシートでの聞かれ方
    「送信ドメイン認証を導入していますか」
    直し方
    最後を -all か ~all にし、使っていない include を削り、レコードを1つにまとめます。 手順を見る
  4. DMARC を設定している ★
    何のために・チェックシートでの聞かれ方・直し方
    何のために
    SPF と DKIM に失敗したメールを受信側がどう扱うかを宣言します。Gmail と Yahoo は、大量に送る送信者に DMARC を求めています。
    取引先のチェックシートでの聞かれ方
    「DMARC を設定していますか。ポリシーは何ですか」
    直し方
    まず _dmarc に v=DMARC1; p=none; rua=mailto:... を登録し、レポートを見ながら強めます。 手順を見る
  5. DMARC の方針が quarantine か reject
    何のために・チェックシートでの聞かれ方・直し方
    何のために
    p=none は「観察のみ」で、なりすましメールはそのまま届きます。quarantine(迷惑メールへ)か reject(拒否)にして、初めて止められます。
    取引先のチェックシートでの聞かれ方
    「DMARC のポリシーを quarantine 以上にしていますか」
    直し方
    集計レポートで正規の送信が全部合格しているのを確かめてから、p=quarantine、p=reject と進めます。 手順を見る
  6. DMARC の集計レポートを受け取っている(rua) 任意
    何のために・チェックシートでの聞かれ方・直し方
    何のために
    自社を名乗って送られたメールの送信元と、正規のメールが認証に通っているかが分かります。方針を強める前の確認に必要です。
    取引先のチェックシートでの聞かれ方
    「DMARC レポートを確認していますか」
    直し方
    DMARC レコードに rua=mailto:受け取るアドレス を加えます。 手順を見る
  7. DKIM の公開鍵が見つかる
    何のために・チェックシートでの聞かれ方・直し方
    何のために
    送ったメールに電子署名を付け、途中で書き換えられていないことと送信元を証明します。転送されても有効なので、SPF より強い仕組みです。
    取引先のチェックシートでの聞かれ方
    「DKIM 署名を付与していますか」
    直し方
    メールサービスの管理画面で DKIM を有効にし、表示された TXT か CNAME を DNS に登録します。 手順を見る
  8. MTA-STS で受信時の暗号化を求めている 任意
    何のために・チェックシートでの聞かれ方・直し方
    何のために
    相手のメールサーバーに「暗号化できないなら送らないで」と伝え、通信を平文に落とす攻撃を防ぎます。
    取引先のチェックシートでの聞かれ方
    「メールの通信経路を暗号化していますか」
    直し方
    _mta-sts の TXT と、https://mta-sts.ドメイン/.well-known/mta-sts.txt のポリシーファイルを置きます。 手順を見る
  9. TLS-RPT で暗号化の失敗レポートを受け取っている 任意
    何のために・チェックシートでの聞かれ方・直し方
    何のために
    受信時の暗号化に失敗したことを、送信側から知らせてもらえます。MTA-STS の設定ミスにも気付けます。
    取引先のチェックシートでの聞かれ方
    「メールの通信経路を暗号化していますか」
    直し方
    _smtp._tls に v=TLSRPTv1; rua=mailto:... を登録します。 手順を見る
  10. 受信サーバーが暗号化(STARTTLS)に対応している
    何のために・チェックシートでの聞かれ方・直し方
    何のために
    対応していないと、取引先から届くメールが暗号化されずにインターネットを流れます。
    取引先のチェックシートでの聞かれ方
    「メールの通信経路を暗号化していますか」
    直し方
    メールサービスの設定を確かめます。Google Workspace や Microsoft 365 は標準で対応しています。 手順を見る
  11. メールを使わないドメインで「送信しない」と宣言している
    何のために・チェックシートでの聞かれ方・直し方
    何のために
    メールを使っていないドメインこそ、なりすましに使われます。SPF の -all と DMARC の reject で「このドメインからは送らない」と宣言すれば、偽メールは受信側で弾かれます。
    取引先のチェックシートでの聞かれ方
    「使用していないドメインのなりすまし対策をしていますか」
    直し方
    TXT に v=spf1 -all、_dmarc に v=DMARC1; p=reject を登録します。 手順を見る

採点のしかた

項目ごとに重み(1〜3)を付け、満たしていれば満点、一部なら半分、満たしていなければ0点として100点満点に直します。外から確かめられない項目や、当てはまらない項目(WordPress でないサイトの WordPress 項目など)は分母から外します。任意の項目は採点に入れません。評価は A(85点以上)・B(70点以上)・C(50点以上)・D(30点以上)・E(0点以上) です。

採点の重み・★・任意の区分・評価の境目は、2026年11月2日時点の設定値です。監修者の確認を経ながら調整中のため今後変わることがあり、同じ設定でも以前の結果と点数が変わる場合があります。

結果は診断した時点の目安で、安全を保証するものではありません。サーバーの内部、管理画面のパスワード、すでに侵入されていないかは、外からは分かりません。

ほかの領域

    5領域のまとめを見る →

    最終更新: 2026-11-02 / 監修: 飛田 宏紀(情報処理安全確保支援士(登録セキスペ))